項羽と劉邦を読み終わったよ!
こんちは。
項羽と劉邦を読み終えました。
学校の授業で英語以外の外国語を習おう!!ってことで第二外国語がありまして、中国、ドイツ、韓国、フランスから一つ選べって言われて、僕は中国を選択したんですね。
英語以外の外国語を習おう!って言ってますけどほとんどの生徒が英語は全く分かりません!!!
でまあ選んだ理由としてはでかいからと日本に近いからなんですけど。
その、中国語学習ってめちゃくちゃ楽しくて、めちゃくちゃ理解もしてたんですよね。
まあ一年間のうちの1/4がコロナで潰れちゃって学習した範囲としてはたかが知れてるんですけど。
とにかくそんなこんなで中国ってなんかいいなーってなって、春休み暇だし中国史についての知りましょう!ってなってYouTubeのゆっくり実況のやつを見てたんですよね。
そしたらまた中国史が想像以上に面白くて、三国志に入る前(後漢の滅亡)まで一気に見ちゃいました。
後漢あたりからなんかだれてきちゃって、三国志はあんまり引っ掛からなかったんですけどね。
で、そういや中国史の漫画あったなーって思ってキングダムを読み始めました。
春秋戦国時代の話で、おそらく秦の始皇帝が中華を統一するまでの物語なんですけど、これまためちゃくちゃ面白くて、史実を知ってるからこの先どうなるかってのは既に知ってる状態なんですけどもうとにかくめっちゃ良かったです。みんな読んで欲しい。
それで、気がついたら最新刊まで追いついちゃってて、秦の滅亡らへんからなんか面白い本無いかなーって思ってちょっと調べました。
キングダムの続編的な感じですね。
国語の教科書に載ってる文章で、「司馬遼太郎の歴史小説に想いを馳せる」みたいな感じの文があったんですよね。
この人なんか書いてたりしないのかなーって思って調べたらドンピシャで書いてました。
それが項羽と劉邦との出会いですね。
以下感想
項羽強すぎ
張良強すぎ
韓信強すぎ
劉邦の故郷の2人の話がすごい良かった。紀元前からツンデレっていたんだな。
下の終盤の項羽かっこよすぎる。
虞姫と項羽のカップル良い。あーでも夏侯嬰とその奥さんもめっちゃ好き。
劉邦のよく人の意見を聞くっていう特徴があったのがよかったのかも知れないけれど、それにしても初期メンが強すぎる。
項羽と劉邦のダブル主人公で目線が劉邦目線の時、項羽目線の時、それぞれの取り巻きの時があった。
多角的な視点から2人の英雄について記すことで項羽像、劉邦像が自分の中ではっきりと形成されるようだった。
あとがきで書かれていた「後漢の末ごろからいわゆるアジア的停頓かわ始まり、その停頓が驚くべきことに、近代までの長い歴史のなかにいすわり続けている。」
「いわゆる先秦時代からこの時期までの中国は、別の人々による社会であったかと思えるほどに生き生きしている。」
↑めっちゃ分かる。なぜ停頓してしまったのだろう…
「古代中国の社会を見る時、外国ではなく自分がかつて属した文明圏のものであると言う気分がする。」
分かる。すごい面白く感じたから、この精神が僕にもあるのかも知れない。
マジでいい本でした。歴史小説って初めて読んでみたけど想像してたより読みやすいし、なんか他のやつにも手を出してみたいです。
司馬遷最強!